石倉実奈

書籍_私家版

十代の戦争/つなぎのこされた、はがきと写真(群馬県太田市)

群馬県太田市で米寿を迎えた藤生静枝さんは、「もっとお父さんのことを知りたい」という娘さんの言葉で、亡くなったご主人の予科練時代の足跡を執筆することを決意します。1年かけた執筆の中で、同時代に飛行機の部品作りの勤労奉仕におわれたご自身の女学校時代の振り返りが加わりました。ご夫婦がまだ出会う前の十代、同時代を生きた同年代の戦争体験、非戦の想いへと視野は広がります。